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宇電懇ニュース 第104号 1997年9月9日発行
事務局 鹿児島大学理学部物理科学科宇宙コース
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主な内容
1.事務局開設の挨拶
2.学術会議電波研連選挙結果
3.宇電懇運営委員会報告
4.宇電懇総会報告
5,会計報告

# 事務局開設の挨拶 #
宇電懇会員の皆様、お元気でしょうか。南の果て鹿児島からお便りを出します。 今回、鹿児島大学の宇宙グループが宇電懇の事務局を引き受けることになりまし た。鹿児島大学はこの4月に教養部を廃止し、学部再編を行う大学の改組が終了 しました。この組織改革で理学部に念願の宇宙コースが開設されました。初々し い新1年生が入学してき、6m電波望遠鏡をいじったりして楽しんでいます。私 共スタッフも頑張らねば気持ちを引き締めております。 このような状況ですのでフレッシュな気持ちでこの宇電懇事務局の仕事もこなし ていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。 我が国の電波天文グループはVERA計画、LMSA計画と天文学にインパクト を与えることのできるすばらしい計画を持ち、その実現に向けて頑張っています。 新事務局もこれらの計画実現の為に最大限の努力をせねばと考えております。具体 的にどういう活動ができるのか、あるいはすべきかを会長、運営委員会、会員の皆 様とよく相談して決め、その実行へ向けて努力する所存です。いろんな案や意見が ございましたらどしどしメールで御連絡ください。 尚、新事務局の仕事の分担を以下のように決めました。
 事務局長   面高俊宏
 副事務局長 森本雅樹
広報 西尾正則
 会計 奥平敦也
−事務局長より−

# 学術会議電波研連選挙結果 #
電波研連委員(J分科会)の開票は、立松氏(運営委員)の立ち会いのもと、旧 事務局により行われました。結果は以下のとおりでした。
投票総数 45名
上位得票者 井上 允  23票、 春日 隆  22票、
小島 正宜 15票、 稲谷 順司  4票、
         平林 久   3票
以上から、井上允氏、春日隆氏、小島正宣氏の上位3名が次期電波研連委員(J分 科会)に推薦されました。なお、次期J分科会の委員長には井上允氏が就任されま した。

# 宇電懇運営委員会報告 #
日時 : 1997年3月20日 12:00-13:00、 場所: 東京大学教養学部1103号室
出席者:田原(委員長)、阪本、立松、坪井
1. 次期事務局について
NROが継続して引き受ける案(この場合メンバーを適宜入れ替える。太陽電波中心?)、 VERA計画の推進のために水沢ないし鹿児島で引き受けてもらう案、新助手の採用を予 定している学芸大に引き受けてもらう案などが提案された。
2. 宇電懇シンポジウムについて
・毎年定期的に行う必要はないのではないか。
・来年度分については川辺氏の案が具体的なものとして提案されており、内容としても 適切なものであるように思われるので、総会に諮る。
3. 宇電懇ニュースの編集方針について
・基本的に媒体は電子メール (ryunet) とする。
・電波専門委員会などの報告については、議事の概略を委員から事務局あてに報告して もらい、それを事務局にて編集・整形のうえで宇電懇ニュースとして事務局が発 行する ものとする。
・現加入者以外との接点も残すために従来通りの印刷物の発行も継続するが、配布先は 個人ではなくインスティテュートとしてはどうか。
- 文責:阪本 -

# 宇電懇総会報告 #
日時: 1997年3月20日 18:00-19:00、 場所: 東京大学教養学部1311号室
出席者:16名
1. 次期事務局について
・現事務局 (NRO) が次期の引き受け手を探す。候補としては、VERA計画を中心とな  って推進していく水沢ないし鹿児島、新助手の採用を予定している学芸大などの  名前が挙がった。 #追記:その後の交渉で、鹿児島大学に引き受けていただく  ことになった。
2. 宇電懇シンポジウム
・既に各種研究会が頻繁に行われているので、宇電懇シンポジウムは毎年定期的に行う 必要はないことを確認した。
・来年度分については以下のような川辺氏の案を採択した。
タイトル(仮):「大型観測装置による10年後の天文学」
内容:光天連と共催で、すばる、IRIS、ASTRO-E、LMSA等の大型観測装置による21世 紀初頭の天文学について議論する。天文学については全ての分野を網羅するの ではなく、2つ程度のテーマ (例えば、銀河、AGN形成と惑星系、星形成) に 絞って議論する。
・光天連との共催の件については宇電懇では決定しかねるが、たとえ単独での開催とな ったとしても、光学赤外線やX線の研究者に多数参加してもらえるような、波長横断 的な研究会としてのスタイルは維持する。
・世話人については宇電懇、光天連、X線グループから各々1名程度出す。宇電懇からの 世話人については川辺氏に調整を依頼する。
・開催時期についてはIAU総会後とし、2-3日程度の規模のものとする。各種研究会や入 試などと日程が重ならないよう配慮しつつ、早めに日程をアナウンスする。
3. 宇電懇ニュースの編集方針について
・基本的に媒体は電子メール (ryunet) とし、必要に応じて迅速に発行する。
・電波専門委員会などの報告については、議事の概略を委員から事務局あてに報告して もらい、それを事務局にて編集・整形のうえで宇電懇ニュースとして事務局が発  行するものとする。
・現加入者以外との接点も残すために従来通りの印刷物の発行も継続するが、配布先は 個人ではなくインスティテュートとする。
4. 各種報告
・会計報告... 会計担当者が不在であったため、後日報告することとした。
・科研費申請状況の調査報告... 報告者が不在であったため、後日報告することと  した。
・研究会... 「10ミリ秒角分解能によるミリ波サブミリ波天文学」に関する日米WSは、 3月16-19日に代々木オリンピック記念青少年センターで行われ、国内約70名、国外 約50名の参加を得て無事終了した。
・LMSA計画説明書... 90ページ弱のものが完成した。後日配布する。オンライン版は http://www.nro.nao.ac.jp/~seiichi/LMSA/keikakusho.htmlに暫定的におかれて いる。
・受賞... 本会所属の井上允、中井直正、三好真の3氏が仁科賞を受賞した。
- 文責:阪本 -

# 会計報告 #
年度 収入(単位:円) 支出(単位:円)
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平成5年度繰越金 213,830
平成6年度 189,500 170,054
平成7年度 55,000 10,000
平成8年度 450,500 97,459
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平成6年度〜8年度合計 695,000 277,513
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収入の大半は会費、支出は通信費、旅費補助、葬儀花代などです。
−前事務局・会計−

# 編集後記 #
引越し、その他のゴタゴタで1号の発行がずいぶんと遅れてしまいました。これま  でも宇電懇事務局を3年やってきて(まじめとは言い難いが)、やっと他へ引き継  げるはずだったのですが、異動先でまた事務局をやることになりました。今後とも  よろしく(N)